こんにちは。bodytamaの”ボディ”です。
このブログではパーソナルトレーナーの”ボディ”が、30代40代男性の特徴についてまとめています。
20代の頃は簡単に痩せれたのに、痩せにくい!なんでだろう‥‥??。
周りの同年代もこう感じているのかな?
以上のような、疑問にお答えします。
そこでこの記事では、30代40代男性の平均体重や体脂肪率などの数値や、20代の頃とは変化した体の特徴について書いていきます。
知っておくとダイエットを実際に行うときに落ち着いて取り組めるよ。
30代40代男性の体型の現状
自分の体は平均値と比べてどれくらいの位置にいるのか、比べながらみてみて下さい。
30代40代男性の体重はみんなどれくらい??
自分が、現状痩せているか太っているのか判断するためには「BMI値」を基準にすると判断しやすいです。
🔶BMIとは
肥満度を表す指標として国際的に用いられている体格指数で、[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で求められます(身長はcmではなくmで計算します)。
引用元:BMI e-ヘルスネット(厚生労働省) https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-002.html
このように定義されております。
痩せ型 | 18.5以下 |
標準 | 18.5〜25未満 |
肥満 | 25以上 |
BMI=22が1番健康的な数値となりますので、知りたい方は計算してみて下さい。
例:170cmの方だと22×1.7×1.7=63.58kgとなります。
では、世の中の30代40代男性の体重の平均値は何キロなのでしょうか
e-statの国民健康・栄養調査(2018)によると、30歳〜39歳(172.1cm)の男性で71kg、40歳〜49歳(171.3cm)の男性で71.1kgとされています。
参考:e-Stat 国民健康・栄養調査 https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003224177
ですので、先程の式で計算してみると30代40代ともにBMI値は24となり、全体的に標準よりも肥満気味な方が多いことが分かります。
BMI値24で計算したときの自分の身長での体重🔻
計算方法:(身長m)×(身長m)×24で求めることができます。
例:身長175cm体重85キロの人だと
BMI値24の時の体重:(1.75)×(1.75)×24=73.5(kg)
となるので世の中の30代40代の平均体重と比べると85kgは重いということになります。
参考にしてみて下さい。
30代40代の体脂肪率の適正値は?
BMIの計算方法をお伝えしましたが、BMIは筋肉や脂肪の量は関係ないのでダイエットということであれば、体脂肪の量を気にしましょう。
判定 | 男性 |
低い | 5.0〜9.9% |
標準 | 10.0〜19.9% |
やや高い | 20.0〜24.9% |
高い | 25%以上 |
30代40代の男性であれば、こちらの値が判断の目安となっております。
ちなみに理想の体脂肪率は15%とされています。
体脂肪量が増えてきてしまうと、糖尿病や高脂血症、高血圧、痛風といった『生活習慣病』になるリスクも増えてしまいます。
重度の肥満は寿命の軽減にも繋がってしまうという情報もありますので注意しましょう。
30代40代男性に多い体型とは?
先程のBMI値からも分かるように『やや肥満型』の男性が多いです。
30〜39歳の約身長172cmの男性を例に挙げると、2018年の調査による平均体重が71kgであるのに対し、BMI値22で計算した時の理想体重は、同じ条件の男性で約65kgとなり平均と理想で、なんと6kgの差があることが分かります。
実際にボディのお客様でも、スーツのベルトの上に乗ったお腹の肉が気になる、たるんできた顎の肉が気になる、20代のころに着ていたスーツが入らなくなった、体型のせいでスーツをかっこよく着こなせない、といった体型のことで悩んでいた30代40代男性のお客様が多数いらっしゃいます。
しかし、今太ってしまっているからといって諦める必要はないです。
トレーニングを正しいアプローチで行うことで何歳からであっても体型を変えることは可能ですし、健康になることは可能なので、自分自身になりたい体型があるのであれば、ダイエットに挑戦してみるのも良いと思います。
20代との変化 〜体の特徴〜
20代の頃と比べると体型以外でも、体の内部にも変化が出てきています。ダイエットを行なっていく上で大事な要素となるので、チェックしていきましょう。
代謝が落ちてしまっている
年齢を重ねるごとに基礎代謝が落ちていってしまう、という話は皆さんよく耳にするかと思います。
では、実際にどれくらい変化があるのでしょうか。実際のデータを見ていきましょう。
年齢 | 基礎代謝基準値 (kcal/kg/日) | 参照体重 (kg) | 基礎代謝量 (kcal/日) |
18-29歳 | 24.0 | 63.2 | 1520 |
30-49歳 | 22.3 | 68.5 | 1530 |
50-69歳 | 21.5 | 65.3 | 1400 |
引用元:加齢とエネルギー代謝 e-ヘルスネット 日本人基礎代謝基準値の表抜粋 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-02-004.html
このように年齢によって基礎代謝は年々低下していることがわかるかと思います。
30-49歳の基礎代謝量が1530と18-29歳を上回っているのは、参照体重の差によるものです。
基礎代謝とは、1日に何もしなくても消費するエネルギー量のことでこの数値が高いか低いかで痩せやすい体か、そうでない太りやすい体かを分けるほど、ダイエットには大切な要素になります。
ですので、「20代の頃よりもなんか痩せにくくなったな‥‥」と感じるのはおかしなことではないのです。
なので体重が落ちないからといって無茶なダイエットをするのはやめておきましょう。
30代40代男性の方の効率の良いダイエットの方法は、後日別記事で解説いたします。
ホルモン量が減少している
30代40代男性は男性ホルモン(テストステロン)が減少してきていることも太りやすい体になっている原因になります。
男性ホルモンの特徴
- 筋肉の合成を助け筋肥大を促してくれる作用
- ストレスの軽減など精神を安定させてくれる作用
- 集中力や記憶力の向上
- 生殖機能の向上
などが挙げられます。
先程の基礎代謝の量も筋肉の量に比例して変化するので、筋肥大の合成を助けてくれる作用はダイエットを行う方にとっては大切な要素ですし、精神を安定させてくれる要素も仕事や日常生活を送る上では欠かせないものとなります。
男性ホルモンの減少の原因とは?
男性ホルモンの減少の原因は、加齢や食生活もあるのですが、他にも肥満やストレスによって減少する傾向があります。
ですので、家庭のこと仕事のことでストレスを抱えやすくなる、30代40代男性会社員の方は特にこの男性ホルモンが減少しやすい傾向にあります。
とはいえ、筋肉を使って体を動かすことで、男性ホルモンを増やせることもわかっているので、ダイエットを行うのであれば、食事の改善と同時に筋トレも生活に組み込むことが、30代40代男性のダイエット成功の近道だと言えるでしょう。
まとめ:30代40代は太りやすく痩せにくい
今回の記事を読んでいただくことで、世の中の30代40代男性はやや肥満傾向にあり、加齢による、基礎代謝の減少や日々のストレスによる、男性ホルモンの減少によって、太りやすく、痩せにくい傾向にあることがわかっていただけたかと思います。
ダイエット前にこの情報を知っておくことで、早々に結果が出なくても、加齢による特徴だから焦る必要はない、20代の頃よりも辛抱強く行えばいいだけだと考え、ダイエットを継続して行うことに繋がればと思っております。
何歳からでも、正しいアプローチで筋トレを行えば結果は出ます。
諦めずに頑張っていきましょう!!
それでは、おわり。
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